無いことはないか

巨人渡辺オーナー、ドラフトに関する不正行為(賄賂らしい)によって辞任。この人は命尽きるまでオーナーでい続けるだろうと思っていたのでびっくりしました。加えて、実際に裏金問題があったと公表されるとショックです。一方でようやく問題になったかと遅く感じる部分もありますが……。なんなんでしょうね、栄光の巨人軍って。選手に罪はありませんけども。
今年になって、プロ野球から夢や希望といったものがどんどん失われている気がして非常に残念です。1リーグ制議論の中心は、プロ野球の経営的な面、観客動員であるようですが、それだけがプロ野球の規模を縮小させるわけではありません。野球人口自体の減少も危惧されます。プロ野球に夢、華が感じられなくなれば、野球をやろうと思う子供は減っていくでしょう。当然それは観客動員にもつながりますが、子供が入場料を払うケースはまれなのですぐ響くわけではありません。経営的には影響力小と見られても、業界全体で長期的に見れば、ここまでだけでも多大な損失が生み出されている気がするのです。野球をやりたいと思う子供が減れば、いつかプロ野球は無くなるのですから。
オーナーも球団社長も選手もファンも、みんながプロ野球を、野球を愛し、発展を祈るなら、何か事件は起こるにしても今回のようにはならなかったと思います。渡辺オーナーがそうでなかったとは言いませんが、少なくとも自身の影響力と立場に関して配慮が足りなかったとは思います。良くも悪くも1つの象徴が退場したという事実が、大きな転機となりうるかどうか。期待したいところです。